一般社団法人つくば市医師会 在宅医療介護連携拠点
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かかりつけ医Q&A

Question1 「かかりつけ医」は診療所の医師でも病院の医師でも良いのですか?

はい、患者さんがなんでも相談できる医師であれば、どちらに所属している医師でも構いません。その場合、かかりつけ医を選ぶ3つの目安を覚えてください。
①いつでも親身に相談に乗ってくれること。たとえば、電話での相談ができる。
②病気や医療に関する情報をよく知っていて、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介できる。
③病気だけでなく、暮らし(生活)についても理解してくれて、身近で頼りになる。
さらに、必要な時は往診や訪問診療など在宅医療もしてくれる。

Question2 「かかりつけ医」はどうやって探せばよいのですか?

かかりつけ医は身近で顔見知りの医師が良いので、あまり遠方の診療所や病院の医師は望ましくありません。したがって、病院よりは診療所の医師のほうがかかりつけ医にはふさわしいでしょう。そして、何より「馬が合う」ことが大切です。地域の診療所や病院に年単位で通ってみて、信頼できることを確かめて、かかりつけ医になってもらうことが大切です。患者とかかりつけ医の関係は、契約書こそ取り交わしませんが、信頼を土台にした契約関係です。聞きたいことが聞けることが重要です。

Question3 「かかりつけ医」と「専門医」はどう違うのですか?

かかりつけ医は、病気に関しては特定の疾患や臓器に偏らずに広く対応します。専門医は、特定の病気や特定の臓器の領域に専ら対応します。眼科医、耳鼻科医、泌尿器科医などは専門医になります。したがって、かかりつけ医は採血やレントゲン検査など患者さんにあまり負担のかからない検査はしますが、患者さんのからだやお金の面で負担のかかる検査は専門医にお願いすることになります。治療も同じことが言えます。手術や放射線治療など患者さんに負担のかかる治療は専門医に任せることになります。