事業計画
【2023年度(令和5年度)つくば市医師会事業計画】
はじめに
一般社団法人つくば市医師会の定款にある第2章「本会の目的及び事業」に則り活動を行う。医道の高揚、医学及び医術の発達ならびに公衆衛生の向上を図り、社会福祉を推進することを目的とし、県医師会・つくば市・つくばみらい市および周辺地域と密接な連携を取りながら第4条に掲げる活動を行う。
(医道の高揚、医師の生涯教育、公衆衛生の啓発活動、地域医療の推進発展、地域保健の向上、つくば市およびつくばみらい市の保健行政・福祉行政に関する支援、医療施設の整備、医業経営の安定、会員の福祉向上による国民の健康および福祉の増進、会員の相互扶助など)
1.医道の高揚
医師の倫理を尊重し、資質向上に向けて会員が問題意識を持ち、自覚を持って行動する
2.医師の生涯教育
(1)医師会会員を含めた医療従事者のための研修の機会を設ける
(2)医報「つくば」を発刊する
(3)会員の日本医師会生涯教育講座受講の向上を図る
(4)TV会議システムの有効活用を図る
(5)医師資格証の申請を促進する
3.公衆衛生の啓発活動
(1)乳幼児健診に協力する
(2)予防接種に協力する
4.地域医療の推進発展
(1)筑波メディカルセンター病院の救急診療支援を継続する
(2)ホームページを必要に応じ改定する
(3)e-mailを活用し、情報伝達の迅速化と事務負担の軽減を図る
(4)地域の産業衛生の向上に取り組む
(5)在宅医療・介護連携推進事業活動に協力する
(6)認知症初期集中支援事業に協力する
(7)生活習慣病予防対策事業に参加する
(8)「救急の日」「救急医療週間」において市民を対象とした救急災害医療の啓発活動を行う
(9)子ども予防接種週間に協力をする
(10)看護協会との交流を図る
(11)新型コロナウイルスワクチン接種事業に協力する
(12)その他
5.つくば市・つくばみらい市の保健行政・福祉行政へ支援し、地域保健の向上に寄与する
(1)保健予防事業に協力する
①母子保健事業
妊産婦健診、1歳6か月健診、3歳健診
②成人保健事業
基本健康診査、特定健康診査、結核検診、肝炎ウイルス検診、がん検診
③予防接種事業
④健康推進事業
運動教室参加意見書
⑤健康総務事業
休日緊急診療
(2)学校保健会つくば支部の活動に協力する
(3)学校保健事業の推進に協力する
①学校産業医を設置し、労働者の健康管理及び職場の作業環境について助言をする
②つくば市と学校医に関する意見交換会を定期的に行う
(4)がん検診(前立腺がん検診・大腸がん検診)を受託する
(5)前立腺がん治療などの医療連携パス運用を促進する
(6)つくば市胃がん検診(胃内視鏡検診)を実施する
肺がん検診の受託について検討する
(7)市民公開講座、つくば市催事に合わせ市民への健康啓発活動などを行う
(8)その他
6.迅速な災害医療対策を構築する
(1)緊急時連絡網を構築する
7.会員の親睦・福祉の向上を図る
(1)近隣医師会との交流を図る
8.医師会の資料を整理・保存する
9.医師会活動を推進するために、功労者の推薦を積極的に行う
10.健全な財務を維持する
(1)医報「つくば」に広告を掲載する
11.必要に応じ規定の整備・見直しを行う
12.その他、医師会定款の目的および事業に相応しい事項を行う
【各種委員会活動(事業)計画】
委員会名 |
活 動 内 容 |
保険医療 |
1.社会保険診療報酬及び介護報酬制度改正に伴い、その内容を会員に周知する。 2.医療保険並びに介護保険制度の適切な活用を促し、医療経営に資する様に、両制度の適切な活用をPRする。 3.社会保険医療担当者の個別指導の折、担当理事として立ち会う。 |
学 術 |
1. 臨床実地に役立つ多岐にわたる内容を提供する。 2. 県南地区の学術研修会の統括・支援を行う。 3. つくば市医師会主催の市民のための健康に関する啓蒙活動に協力する。 4. 感染症対策で会場での講演会は行うことが難しいときは、適宜Webセミナーで実 施する。 |
広 報 |
医報つくば第51号(2023年)の編集・発行する。 1.つくば市医師会の動き・委員会の活動報告・学術研修会(2023年1月~12月) を分けて掲載する。 2. つくば市医師会主催の講演会の内容を掲載する。 3. 講演会の依頼原稿の文字数を2000字程度とするが、あくまでも目安とする。 4. 写真投稿は5枚程度とするが、必要であればこだわらず目安とする。 5. つくば市医師会会員の自由投稿を数多くしたいので原稿は随時受け付ける。 会員以外の大学病院医師等にもイベント事に投稿を勧誘する。 6. 広告掲載を製薬メーカー、調剤薬局等30社前後を予定する。掲載料金は15000円とし、早期に勧誘活動を開始する。 7. つくば市長、つくばみらい市長、歯科医師会長、薬剤師会長、筑波大学附属病院長にも投稿を依頼する。 |
地域医療 |
“国の地域包括ケア”構想に従い、つくば市地域包括支援センターと協力し、介護施設を含めた診療連携の更なる推進を目指し、以下の事業を行う。 1. オンライン診療、ファックスレス化に対応できる、病院・開業医・介護施設間における時代に即した診療連携を構築する。 2. “生活習慣病予防対策事業(地域フォーラム)”の開催等を通し、筑波大学医師会、つくば市及びつくばみらい市健康増進課との連携を推進する。 3. 「医療機関マップ」のより良い運用に努める。 4. 新型コロナ感染症の5類感染症への移行を鑑み、迅速な感染症の情報共有システムを構築する。 |
救急・災害医療 |
1.地域住民への救急に関する啓発活動を行う。 「救急の日」・「救急医療週間」における事業をつくば市消防本部・日本赤十字社茨城県支部と合同して行い、地域住民に対して救急に関する啓発活動を行う。 2.迅速な災害時医療対策を構築する。 ・災害時の安否確認システムの採否の検討を行う。 ・会員のメールアドレスの届出を促す。 ・つくば・常総地区メディカルコントロール協議会に参加する。 3.筑波メディカルセンター病院の救急診療支援を継続する。 市医師会による筑波メディカルセンター病院休日・夜間の小児科及び内科初期救急診療支援を継続して行う。 |
在宅ケア |
1.つくば医療福祉事例検討会と圏域別ケア会議について 2.在宅ケア委員会を定期開催 年2回を予定 |
厚 生 |
1.同好会活動 2.医師会忘年会 3.三師会合同新年会 |
予防・健(検)診 |
1.つくば市の特定健康診査・後期高齢者健康診査、その他の検診(がん検診など)について、市と協議を行い、協力する。 2. 胃がん内視鏡検診において、読影委員会の運営、研修会の開催、二次読影会開催に協力する。 3. つくば市の糖尿病重症化予防事業に協力する。 |
学 校 医 |
1. 教育委員会に協力する。 2. 学校保健会つくば支部の活動に協力する。 3. 学校医(学校保健)研修会を開催し、学校医として学校保健の質向上に貢献する。 4. 新たに作成した学校健診マニュアルを用い学校定期健診を実施する。 5. 必要に応じて学校健診マニュアルをupdateする。 |
小児保健・医療 |
1.つくば市健康増進課と連携して母子保健事業を円滑に実行推進する。 1歳6か月と3歳4か月の集団健診は、谷田部と桜保健センターで開催、 人口の増加に伴い、多くの先生方の協力をお願いし参加していただいている。 小児科の専門医が中心となり、健診の内容の充実をはかる。 2.疾病の予防の観点から、現在多くの予防接種を子供たちに実施している。 その効果は感染症の罹患率の低下に反映されている。これからも先生方 のご協力を得るため、ワクチン接種の情報を共有していきたい。 3.保育園・幼稚園の園医及び小・中学校の校医の役割・問題点を検討し共有する。 4.筑波メディカルセンター病院の小児救急外来を引き続き行う。 |
産 業 医 |
1.つくば市医師会産業医講習会を開催する(年2回) 第16回 2023年7月予定 第17回 2024年2月予定 2. 産業医委員会を開催する。 3. 事業所からの産業医の紹介依頼に対して、対応する。 |
つくばみらい市 |
1.2023年度もつくばみらい市とつくば市医師会、及びきぬ医師会との連絡調整を継続 する。 2.つくばみらい市医師勉強会を開催する。コロナ禍での開催について検討する 3.学校医委員会と協働で、新任校医をはじめ学校医の活動を支援する。 4.行政との連絡会を開催し、専門家の立場で地域の保健事業に協力する。 5.行政開催の各種委員会、協議会等の医師メンバーの選考に協力する。 |